私は、公平公正を理念とした平和の祭典とされるものに人権意識の欠如した人が中心となって関わっているのも、レガシー言いながらごくごく一部しかその利益を享受できないのも、その裏で仕事を奪われたり、命の危険にさらされたりしているのに、そのリスクに見合ったリターンが得られなくて見捨てられる人が大勢いることも許せない。議論や反対が起きることはまだマシや。『一丸となっている風』が最悪や。失敗やったと言われていい。ぐだぐだ五輪や、愚かな国や、と他国から批判されてもいい。事実がねじ曲がってなんやかんや楽しかったねーで終わるよりは。生きていく国の問題点をじっと見つめながら苦しんでいる方が、全然まし。決して、良くはないけども！私は姿勢を崩さない。正気を保って生きていく。
その上で、今言うたようなことと、差別的発言を含む創作物についての表現の自由、というのは、また、別の話かなぁと思っていて、むずい。
少なくとも、森さんや小山田さんの解任と小林さんの解任は、私にとって同じことではない。
該当の動画見たが、う、うぅーん、と頭が痛くなった。
『言ってはいけないことを言う』という笑いの取り方は、ある。
あるし、やり方によっては、おもろい。
それが、それみんなが気をつけて言わんようにしてるやつ！という言葉であるほど、面白い、と側面も、確かにある。
コント上でも、それ自体を笑いものにしているということではなく、あくまでも『放送できるか！と、怒られた』という着地をしている点から、それが倫理的に許されないことだということを認識した上での表現であることは、よく分かる。そもそも設定が『やたらと倫理観に欠ける教育番組のキャラクター達』っていうところにあるからなぁ、まぁある程度は、倫理観欠如してないと成立せん、というところも分かる。
あと、虚像やから笑える、というところもある。
ただ実世界の人間の揚げ足とって毒吐くだけの長井なんとかいう芸人とか大嫌いやったけど、実像、虚像、という点でも倫理観の許容範囲というのは、違うように思う。今回の場合は、思いっきり『本当にはあり得ない世界』の中で話されている会話であることからも、割と許容範囲を広くとって聞いてしまう自分がいる。
うーん、しかし、しかしー、とも、思う。
問題は、これが世界的な祭典の中枢にいる人間が作ったものとして、世界に広まった上で、そのポジションにいることは、やっぱり許されないこと、になってしまうんかなぁ、という、複雑な思い。
ラーメンズは本当に、言葉の選び方に容赦がないところがあって、それが面白い。
ほんまに腹抱えて笑えるコントがいっぱいある。
私やったらコントであっても『ユダヤ人大量惨殺ごっこ』なんてフレーズはぜっったいに浮かばないし、まぁ、普通にそれは笑えないよな、とも思うが、ラーメンズは、やるよな…。何言うてるかわからんくなってきた。
やけど、これが、表現物の『規制』という方に向かうことは、やっぱりよろしくなくて、どんな凄惨なものも、ある程度年齢や、公開を限定することで、アクセスができるものであって欲しいと思う。
表現やから、創作物やから、ありやねん。
どこからが創作物やとか言うたら、また、難しいけど。人権意識は自分の中で高めていくもので、実世界で磨いていくもの。それと創作物は深く繋がり、相互に影響を与えつつも、その作品自体の存在は、許されている、という感じがいいのではないんかなぁ？
ただ、自分も含めて日本て国は多分、まだまだ、人権意識とか差別意識とかは低くて、え？悪気ないの分かるやん、だから良くない？ていう認識で済んじゃうことが多いんやろうなぁ、とは思う。どんな冗談のつもりでも、言うたらあかん、ていうラインが結構世界基準とは、違うよなぁ。なぁなぁで済んじゃうって悪いことばかりではない、と脳天気に思う自分もいるけど。でも、他国と友好に接していく上では、「うちは、これまでもこれでやってきてますんで。」という態度は良くない。
だから、数年後とかに、このコントを見て、創作物やとしても、胸くそ悪い！って感じる自分が存在する可能性はある。
でもその時も、そのコントが規制されて誰の目にも触れないようにすべし、とは思わない自分でありたいのよな…。
おいおい夏休み初日やぞ。
なんでこんなことになってんねん私の脳みそ。
楽しく過ごす方になんとかシフトしたすぎて脳みそに語りかけてしまうわ。
小林さんは、おもしろいものをたくさん作ってくれる素敵な人や。それは変わらん。
まぁでもオリンピックのプロデューサーは、こうなった今、降りられたらよろしいんかと、思う。
わしゃあここまで来てもおたオリンピックをもはや止めた方がいいとは、どうしても思われん。やって、どうなる、そして、止めて、どうなる。
私はずっと、反対してますよ、という態度でいる、ということしか、できんなぁ。
よし、ここから、楽しく！楽しくいきますよーーーーー
かほ
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