みんなはどうしているんやろう

みんなはどうしているんやろう。
例えば、一度聞いたことのある話を同じテンションでもう一度されている時。
自分自身もよくやってしまうのだが、あれ、指摘されると結構恥ずかしい。
特にオチがついている話を『おもろい話してまっせ』のノリでしていて、そこそこ中盤の段階まできたところで

「なんか前聞いたなそれ。最終的にこうこうこうなったんやんな?」

て先にオチ言われてしまうような指摘のされ方をした時なんかは、篭りたい、布団に。

相手にそのような思いをさせるくらいならば、二度目の話を一度目の温度感で聞くことくらいお茶の子さいさいなんやが、話を聞いている間、常に「相手が一度話したことを途中で思い出してしまったらどうしよう。」という不安が付き纏う。

もしも相手が「あれ?この話、前にしたっけ!?」となった場合、そこまで一回目のテンションで聞いていた自分は、「一度聞いたなぁと思いながらも気を遣って言い出せなくて一度目のフリして聞いていた奴」もしくは「一度話したのに、その話を全く覚えていない奴」のどちらかであるということになる。

というか、十中八九、前者であるに違いないのだが、そうなってくると、相手がその事に関して申し訳なさを感じてしまう恐れがあり、それにまたこちらも気を遣い、もう、気遣いの連鎖が積み重なった最高に居心地の悪い謎の空間が生み出されてしまうだろう。

かといって、一度聞いた話を完全に忘れている、というのもそれはそれで失礼やんな、と思うので、相手が思い出した上で、一回目のフリを続けることは難しい。

そこで私は、そのような時に「相手が『この話一度したな』と思い出した時点で自分もそれを思い出したことにする。」という言葉にすると自分でも笑けてくるほど不自然な対策を打って、なんとかこれを乗り越えているのだ。

「ほんで、全然見つからんくてさー…あれ!?てかこの話一回したことあるなぁ!?」

「え!?あ、確かに、そういえば、聞いた、ような…ほんでなんか、めっちゃおもしろいオチやったよなぁ!?どうなったんやっけ?あ!なんか犬が咥えとったんやっけ!?」

といった塩梅で、話自体はきちんと脳にストックされていたけれど、今話してくれている間はすっかり忘れていたので、まるで一度目の話を聞いていたかのように今現在まで楽しい時間を過ごしていましたよ、という心持ちをアピールしてしまうのである。

相当めんどくさいことをナチュラルにしてるよなぁ。みんなはどうしているんやろう。


いやぁ夏休みなんよなぁー
嬉しいなぁー楽しいなぁー
明日から目標を定めて最高の夏を過ごしていく所存や。
みんなはどうしているんやろう。


おかしなことがいっぱいいっぱいあって、
オリンピックやら音楽家のいじめ問題やらなんやらかんやら。
けどなんか、考えれば考えるほど何も変わらないことだけが分かって、虚しくって、それでも、自分の意志を態度で示して生きていきたくって。
オリンピックについては、無視しようと思う。
盛り上がらない、という意思表示。
めっちゃ密やかな意思表示やけど。
スーンていう顔でテレビ消すで。
誰もその私を視認している人はおらんけどな。
いじめ問題については、私的制裁の一員みたいにはなりたくないなと思いながら、更生を願ったり、真っ当な批判に頷いたり、やっぱり目の前にいる子どもたちの心の成長を一番に考えようと思ったり。
そんな感じ。
みんなは、どうしているんやろう。

夏。夏だ。
夏だ!!
遊ぶぞー!!!!

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