娘、7歳。小学校に入学して、ちょっとはしっかりしてきたのだろうか。
と思い娘を見やると、カレーを溢したTシャツ着たままチキンラーメンのCM真似して「ぽんぽんすぽぽーん!」言うて踊っていた。全然しっかりしてきてない。
そのくせ、1学期末の通知表には、しっかり落ち着いて授業を受けているなどと書いてもらっていた。先祖代々の内弁慶だ。
すっかり猫たちのお姉さん的立ち位置になり、やんちゃな雄猫を優しく叱っている。
近頃は親へのおねだりが大変上手になり、ゲームがしたければ父、お菓子が食べたければ母、体を動かして遊びたくば父、ピアノを教えてもらいたくば母と…親の能力や性格や価値観をよく理解して、それぞれのご機嫌をとりながら、ちゃくちゃくと自分の欲望を実現させている。
しかしビビりは相変わらずで、そこそこ大きめの遊園地に行っても乗るものといえばメリーゴーランドと、空中を自転車で散歩する超人力のやつと、園内をゆっくり回ってくれるメルヘンな汽車と…それくらいか。
なんのための乗り放題パス?
プールのスライダーの前で身長制限のパネルに背中を合わせるもんだから、「お、越えてるで。乗れるやん。」と声を弾ませて言ったというのに、「乗らない!!身長測りたかっただけ!!」とかキレ気味に言ってきたりもする。なんやねん。
まぁ怖がることというのはリスクを理解して自分の身を守ろうとするアンテナが高いということで、えらいえらいとか思っている部分もある。度胸はもうちょっと身につけてほしいけどなぁ。
お友達が好きすぎて、夏休みの学童がすごく楽しかったらしく、結構お金かけて遠出して遊んだのに、その帰り道で「学童の方が楽しいけど、今日もまぁまぁいい日だったよ。」とか言うてきて、まじでちゃんと喧嘩してしまったこともありました、夏。
お友達が何より好きなんて、素敵なことやないの。
あ、あと、娘はいつも集中すると口がぽかーんと開いてて、えーめっちゃ可愛いやん、とアホな親はただただ思ってたのだが、歯医者さんに、歯列を維持するためにお口ポカンと舌ペロの癖を直すように言われ、絶賛指導中なのである。
「ポカンしてるよ!」
「舌ぺろなってるよ!」
「口口口!」
「ペロってるペロってる!」
あらゆる言い方で注意し続けるがなかなか癖というものは直らないもので。
注意された途端口をん、と真一文字にするのも、出てた舌がひゅって引っ込むのも、可愛いーーと思う、結局アホな親である。
娘なりに矯正のしんどさを、頑張っている友達にリサーチしてきたらしく、本気で矯正に取り組むことを嫌がっている。歯医者さんの定期検診で何かに引っ掛かると矯正が近づいてくると思っているので、噛む力を測るために器具を咥え、歯医者さんが引っ張るのに耐えなければならない時など、ウエイトリフティングで150kg上げようとしている人ばりに険しい顔で耐えていて笑ってしまった。
まだまだ小さいままでいてほしい。
成長をゆっくりと見守りたい。
でも、友達関係をこれまでより大切にする様子や、自分からピアノに座って弾きたい曲の音程を探る姿なんかを見ると、はぁー本当に大人に近づいているのだなーと結局嬉しくなったりする。相変わらず子育てとは、手探りで、親とはアホなもんで、ええとこも悪いとこも、結局可愛い可愛いと我が子の写真を撮り続けるパパラッチのようなもんである。
普段以上に家族と長く一緒にいられて幸福だったぞーありがとうなーー夏休みーーー!!!いつかまた会えたら!!!もう一度仲間と呼んでくれますかーー!!!?
(仲間の印、ドーン!)
(号泣)
はぁーあ、がんばろ。よし。いざ。
かほ
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